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障害者福祉サービスのひとつである障がい者向けグループホームは、経営すると儲かるという話を聞いて興味を持つ方も多いです。
しかし、障がい者向けグループホームの利益は入所する方や働くスタッフの数、施設の規模で大きく異なります。
そこで、障がい者向けグループホームの経営は儲かるのか、収支イメージや楽に儲かるのかどうか実態を紹介します。
障がい者向けグループホームは、社会に必要とされる障害福祉サービスです。
そのため、国からも事業者に向けて収益が保てるような制度を作っています。
様々な福祉サービスと比べても障がい者向けグループホームは経営が安定しやすく、収益性も高いといえるでしょう。
また、高齢者向けのグループホームと比べた場合、障がい者向けグループホームは経営を始めるまでのハードルが低く、利益を出しやすいことが特徴です。
資格要件と設備基準は比較的基準が緩く、人件費も安い傾向にあります。
設備費用は施設の規模によって異なり、300万円~2千万円と幅があるでしょう。
許可の申請は当然必要で、参入しやすい分、障がい者向けグループホームを開設する際の取得や認可、運営体制は厳しく決められています。
給付金目的の障がい者向けグループホームだと判断されると、行政から指導をされるため注意が必要です。
グループホームの経営は難しいといえます。経営するうえで注意しなければならないことを紹介します。
入所する方の行動や行為によって、運営体制に指導が入る可能性があります。
例えば、入居者が行方不明になった場合は事業所の従業員が探しに行くことはもちろん、警察に捜索願を出さなければなりません。
また、他の入居者やスタッフ、外出時に通行人に暴力を振るうことがあったり、大声や大きな音などを出したりすることもあります。
そのため、管理体制をしっかりと整えなければなりません。
障がい者向けグループホームは365日運営することになるため、泊まりで勤務をしなければならず、スタッフの応募が集まりにくいことがあります。
障がい者向けグループホームには人員配置の基準が設けられているため、基準を満たす人数のスタッフが必要です。
また、スタッフがいないという理由で、基準以下の人数では運営できません。
そのため、経営者が泊まってスタッフの穴埋めをするケースも多いです。
障がい者向けグループホームの経営は儲かる可能性があり、参入しやすいです。
しかし、保護者と信頼関係を築くことや忙しい勤務のなかで必要書類を作成するなど様々な業務やトラブルの予防などが必要なため、簡単に儲かるわけではありません。
経営が儲かるかどうかだけではなく、管理・運営体制も十分に検討したうえで、経営計画を立てましょう。