精神障がい者グループホームには、どんな種類があるの？

障がい者を対象としたグループホームには、サービスの内容によって、主に4つの種類があります。

今回は、これらのサービスについて詳しく解説していきます！

介護サービス包括型とは？

介護サービス包括型は、地域において自立した日常生活を営む上で、相談、入浴、排泄又は食事の介護などの日常生活上の援助が必要な障がい者の方のためのグループホームです。

主に夜間や休日などに施設の世話人が食事や入浴、または排せつなどの介護サービスを支援します。

＜介護サービス包括型の主な支援内容＞

比較的介護が不要な自立を目的とした知的障がい者や精神障がい者の方の利用が多いです。

長期的な視点で、生活の自立を目指す方におすすめのサービスとなっています。

外部サービス利用型とは、主に夜間や休日において相談や家事といった日常生活上の援助のみを支援して、入浴や排せつ等の介護は、事業所が委託契約を結んだ居宅介護事業所がサービスを行います。

＜外部サービス利用型の主な支援内容＞

精神的に安定していて、一定の支援があれば地域生活を送れる方やデイケアや作業所等に通所ができる程度の方、一人暮らしに自信がない方などにおすすめのサービスとなっています。

日中活動サービス支援型とは、重度の障がいがあったり、高齢であるために他のサービスを受けられない障がい者の方を対象としています。

24時間の支援もしくは主に夜間において、日常生活上の支援や食事や入浴、排せつなどの介護サービスを実施します。（昼夜を通じて１人以上の職員を配置）

短期入所（定員1～5人）を併設して、在宅で生活する障害者の一時的な緊急の宿泊の場を提供しています。

施設の利用者が充実した地域生活を送ることができるように、外出や余暇活動などの社会生活上の支援も実施しています。

サテライト型とは、グループホームから少し離れた場所にあるアパートやマンションなどで生活をする、一人暮らしに近い形態です。

本体住居である障害者グループホームで食事や他の利用者と交流を持つことができ、コミュニケーションを取れるようになっています。

サテライト型は、一人暮らしに近い形態になりますが、生活上で何か困ったことがあれば、必要に応じてグループホームの世話人が1日に数回巡回して、日常生活上でサポートが必要な場合に助けを借りるように配慮されています。

集団生活が苦手な方や、自立して一人暮らしをしたいと考えている方におすすめのサービスとなっています。（利用期間は2年間です。）

障がい者を対象としたグループホームには、主に「介護サービス包括型」「外部サービス利用型」「日中活動サービス支援型」「サテライト型」の4つの種類があります。

上記の記事を参考にして、利用者の状況によってそれぞれの特色に合わせた支援サービスを検討してみてください！